エポスカードのキャッシングは丸井以外でも使える!
マルイのカードでおなじみのエポスカード。丸井を利用しない方にとっては、あまり縁がないカードだと思われがちです。しかしキャッシングに関しては、他社にはない魅力があるのをご存知でしょうか。この記事では、マルイが発行しているエポスカードを使ってキャッシングをする方法をわかりやすく解説しています。
エポスカードのキャッシングの特徴
エポスカードには、これから紹介する以下の2つの特筆すべき点があります。
1.最短で即日中に使える
エポスカードはネットで申込をしてその後店舗でカードを受け取れば、最短でその日のうちに利用可能。他のカードにはないスピーディさが魅力です。(※審査状況などによっては数日かかることもあります)
2.30日間の無利息期間
大手消費者金融ではよく見られるサービスですが、クレカキャッシングでこれを採用している会社は珍しいです。
今回はエポスカードの実際の借入方法や返済方法、審査の基準などをまとめました。上で述べたエポスカードの特徴についても詳しく見ていきましょう。
エポスカードとは?
エポスカードは、株式会社丸井グループの子会社である株式会社エポスカードが展開しているクレジットカードです。カードブランドはVISAのみで、各地のVISA加盟店で利用ができます。
エポスカードは2005年までマルイで発行されていた「赤いカード」が前身となっています。そのため「マルイでしかポイントが貯まらない」「マルイによく行く人向け」というイメージを持っている方も多いと思います。しかしそれは大きな間違いです。
丸井以外のお店でもポイントがどんどん貯まる
買い物でのポイント付与率は200円(税込)で1ポイントで、丸井グループとそれ以外では差がありません。ノジマやビックエコー、シダックス、魚民など、ポイントが多く(5倍)貯まる店舗もあります。
丸井のセール中に使えば10%割引
丸井の店舗やネット通販で年4回行われているセール(マルコとマルオの7日間)においてエポスカードで決済をすると、10%の割引が受けられます。
以上のようにマルイの実店舗以外の使用でもお得なエポスカード。実はキャッシングも侮れません。次の項目でエポスカードのキャッシングについて詳しく見ていきましょう。
エポスカードのキャッシングのスペック
エポスカードでキャッシングをする場合、以下の条件が適用されます。
金利:年18.0%
金額に関係なく金利は固定です。しかしエポスカードのキャッシングを初めて利用する際は、最大30日間金利が無料になります。
限度額:最大99万円
審査によって決定します。
申込できる条件
エポスカード自体は18歳以上の方が申込可能です。 キャッシングは20歳以上で自分の収入がある方が申込できます。専業主婦の方、20歳未満の方はキャッシングできません。
申込みの流れを確認しよう
では、実際に申込からカード利用までの手順を確認しましょう。エポスカードはマルイ店頭のエポスカードセンターでも申込ができますが、好きな時に短い時間で申込ができるネット申込のほうがオススメです。ここではネットでの申込手順を紹介します。
申込
パソコン・スマホ・携帯電話からいつでも好きな時に申込ができます。スマホ対応の「エポスカードお申込アプリ」をダウンロードしてそこから申込すると、運転免許証を撮影することで入力が一部省略できます。
結果連絡
審査結果はメールで届きます。エポスカードは審査が早いことが特徴で、最短でその日のうちに結果が分かります。
カード受取
カードの受取方法は2種類あり、申込時に選べます。どちらを選んでもカード受取後すぐに使えるようになります。
1.マルイ店舗のエポスカードセンター
最短で申込をしたその日のうちに受け取れます。受取時には本人確認を行いますので、免許証などを必ず持参しましょう。
2.配達
郵送での受取を選択すると、店頭に行くことなく手続きが完了するので便利です。
上記の流れでカードが発行されます。次章では、限度額や金利を確認する方法を紹介していきます。
限度額や金利はどうやって確認すればいい?
適用金利や限度額は、カードを受け取る際に紙面で確認ができます。では、利用している最中に限度額や利率を確認したいと思った場合はどうすればいいのでしょうか。
エポスNetで確認
会員専用のオンラインページ「エポスNet」にログインをすると、利用可能額のほか支払い予定額や利息・利用履歴など様々な情報をいつでも確認できます。
電話・メール
24時間自動応答サービスでは利用可能額などの確認ができます。メールでも問い合わせができますが、返信までに一週間程度かかることもあるので、お急ぎの方にはおすすめできません。
エポスカードセンター
マルイ店舗などにあるエポスカードセンターでも、限度額や利息など、カードに関する情報を確認することができます。
キャッシング枠の確認方法については理解できたでしょうか。では、実際にキャッシング枠がどのように決められるのかを見ていきましょう。
キャッシング枠の審査基準は?
以前エポスカードは「学生や主婦でもキャッシングができる」「審査がゆるい」等と話題になっていましたが、それはもう過去の話です。現在は他のクレカキャッシングや消費者金融同様、慎重な審査が行われています。ここでは、審査に影響を与える項目の例を紹介します。
収入がないとキャッシング不可
エポスカードのキャッシングは年収によって借入が制限される「総量規制」の対象です。そのため自分の収入がないと借入できる金額がゼロということになります。学生や主婦でも、アルバイトやパートなどで自分の収入があればキャッシングできる可能性があります。
年収が高いほど限度額も高くなり、アルバイトやパートよりも正社員のほうが利用可能額が高くなりやすい傾向があります。
他社の借入状況も重要
他の消費者金融やクレカキャッシングの借入金額も限度額に影響します。借りている合計金額が年収の3分の1を超える場合、総量規制に抵触するのでキャッシング枠は付与されません。
事故情報があると契約不可
エポスカードも個人信用情報機関に登録をしています。消費者金融や銀行などの他の金融機関で長期延滞や貸倒をしていたり、債務整理や破産などをしている場合、最長5年(破産は10年)は契約ができません。
審査の結果、利用可能額が少なかったとしても、返済を続けていれば枠が増えるケースがあります。以前はエポスカードから案内があったときのみ増額可能でしたが、現在は自分から増額の申込ができるようになりました。
限度額を増やすためにはどうすればいい?
限度額を増やすには、エポスカードからの案内を待つだけでなく、自分で申込む方法もあります。増額に際しては改めて審査が行われるので、絶対に限度額が増えるというわけではありません。他社の利用状況や取引状況によっては枠が減る可能性もあることに注意しましょう。
インターネットより申込
PCやスマートフォンからエポスNetにログインし、メニューの「キャッシングご利用可能枠設定・増額サービス」から申込をしましょう。審査は最短で10分〜9時間で終わりますが、長い場合は1週間かかることもあります。余裕を持った申込をしましょう。
実際の借入方法は?
利用可能額がある場合、カードを使ってキャッシングができます。ではここで、エポスカードキャッシングの利用方法を確認しましょう。
ATMキャッシング
EPOSCARDのアイコンがついているATMならどこでも利用できます。 エポスカードのATMのほか、E-netやローソンATM、セブン銀行ATMなどのコンビニATM、ゆうちょ銀行やイオン銀行、都市銀行や地方銀行など、多くのATMと提携を行っています。
ネットキャッシング
携帯電話、スマホ、PCから好きな時に申込可能です。金融機関の営業時間であれば最短で数十秒で振込キャッシングが受けられます。
電話キャッシング
電話キャッシング専用フリーダイヤル(自動音声受付)で24時間いつでも申込ができます。音声の案内に従ってカード番号や暗証番号、金額を入力しましょう。最短で数十秒、時間帯によっては金融機関の翌営業日に振込でキャッシングが受けられます。
返済はどうすればいい?
キャッシングをした後は返済をすることになります。エポスカードの返済は1回払い、リボ払いから選べます。1回払いを後からリボ払いに変更することもできます。
毎月の返済は口座振替・もしくは持参
月々の返済は口座振替か店頭(エポスカードセンター)持参のどちらかを選べます。口座振替は毎月27日か4日から選べます。店頭持参の場合は毎月30日が返済期日になります。
リボ払いの金額は変更できる
リボ払いを設定した場合、毎月決まった金額を返済していくことになります。残高によって返済金額が変動するので、返済が進むと毎月の返済金額も減っていきます。
返済金額を変更したいという場合は、エポスNetから金額を5千円または1万円刻みで設定することができます。返済金額を5千円以下に減らすことはできません。返済が難しい場合は電話などで問い合わせをしましょう。
早く返せるならリボ払いの前倒し返済がオススメ!
キャッシングをした当日から、ATMを使ってリボ払いの追加返済ができるようになります。1回払いの場合は前倒し返済はできませんので、できるだけ早く返したい場合はリボ払いを選んで繰上返済をするほうがオススメです。
エポスカードで海外キャッシングをするには?
国内のカードというイメージがかなり強いエポスカードですが、海外でもキャッシングが可能です。
「Visa」「PLUS」マークのあるATMで使える
空港や駅などにあるATMでキャッシングができます。エポスカードのホームページでは人気旅行先のATM所在地マップがPDFファイルで見られるようになっています。プリントアウトをして旅行に持っていくのもよいですね。
手数料・利息はかかるが両替手数料よりはオトク
ATMを利用すると、税抜100円〜200円の手数料と、キャッシング金額に応じた利息がかかります。しかし空港や銀行で現地通貨に両替するよりは遥かにお得な値段で使えます。
カードローンとの違いは?
お金を借りる手段として、銀行などの金融機関が展開するカードローンもあります。エポスカードとカードローンはどこが違うのでしょうか。
カードローンのほうが限度額が大きい
エポスカードのキャッシング枠は総量規制の対象ですので、年収や他社借入状況によって限度額が制限されます。最大でも99万円と、カードローンと比べると低めです。
利息が違う
カードローンの利息は一桁〜最大でも15.0%前後に設定されていますが、エポスカードの利息は年18.0%で固定です。長く利用する場合はかなりの利息がかかります。エポスカードには最大30日の無利息期間がありますので、初めてのキャッシングで短期間での返済であればエポスカードのほうがお得です。
どういう使い分けがおすすめ?
カードで繰上返済ができる等、エポスカードとカードローンは似ている点が多いです。どのように使い分けをすればよいのでしょうか。
30日以内で返せるならエポスカード
エポスカードは30日間の無利息期間が魅力です。しかも、返済方法にリボ払いを選択すれば、ATMから好きな時に返済ができます。すぐ返せる見込みがある場合はエポスカードを使うことをおすすめします。
長期間の利用を想定するならカードローン
無利息期間は魅力的ではありますが、あくまでも最初の借入から30日間のみ。それ以降の利息は年18.0%と、カードローンに比べると高い設定になっています。借入期間が長くなると、その分利息もどんどん加算されていきますので、高い利息での利用はオススメできません。返済に日数がかかりそうな場合は利息が低いカードローンを使いましょう。
海外旅行に行く予定があるならエポスカードを持っておこう
海外で急にお金が足りなくなった!という場合、カードローンは使用できません。エポスカードなら海外でも現地通貨でキャッシングができますので、海外に行く予定がある方はエポスカードを持っていきましょう。
キャッシングができなくなった!その理由と対応策は
エポスカードのキャッシングでは、何気なくカードを使っていたのにも関わらず、急にキャッシングができなくなってしまった!というケースがあります。エポスカードで突然キャッシングができなくなる原因として考えられる理由の例を紹介します。
ショッピングで使いすぎている
ショッピング枠とキャッシング枠は利用可能額を共有しています。そのためショッピングで使いすぎると、キャッシングの金額がその分少なくなります。エポスカードはアルバイトをしていれば学生や主婦でも審査に通る確率が高いですが、その分限度額は低めになる傾向があるので、枠がすぐにいっぱいになりやすいです。
ショッピングの利用可能枠は一時的に増額することができますので、枠が足りない方はエポスNetで申込をしてみるのもよいでしょう。
口座引落結果がまだ反映されていない
「引き落しが終わったのに、利用可能額が減っていない」という方は、このケースが当てはまる可能性があります。口座引落で返済をした場合、返済した金額分が利用可能枠に反映されるまでには2〜5営業日程度かかります。返済が反映されるまで待ちましょう。
まとめ
最後に、エポスカードの特徴をまとめましょう。
1.仕事をしていないとキャッシングはできない!
エポスカードは審査がゆるいと言われていましたが、それは過去の話です。現在エポスカードのキャッシング枠は総量規制の対象であり、アルバイトやパートなど自分の収入がないとキャッシングはできません。
2.カード発行・増額審査が他社に比べて早い
インターネットから申込をし、店舗でカードを受け取れば最短でその日のうちに利用ができます。増額審査についても、他のクレジットカード会社より短いことが特長です。しかし審査の状況によっては一週間かかることもあるため、急いでいる人は余裕を持った申込をしましょう。
3.30日間の無利息期間がある!
エポスカードのキャッシング枠には30日間の無利息期間があり、初めての利用であれば30日間利息がかかりません。
クレジットカードでありながら、利便性については消費者金融やカードローンに引けをとらないのがエポスカード。丸井には行かない、という方にとっても非常に魅力的なカードであると言えますね。